6日午後2時半ごろ、横浜市南区吉野町3丁目の住宅販売会社に男が立てこもっていると、110番通報が入った。神奈川県警によると、3人が男に拳銃で撃たれ、うち1人は出血多量で意識不明の重体、2人は意識はあるという。男は発砲後、同社事務所に一時立てこもったが、県警が午後4時過ぎ、事務所内に突入し、頭から血を流して死亡している男を見つけた。銃で自殺を図ったとみられる。
警察庁によると、男は指定暴力団稲川会系の林賢二組員(62)。現場の路上で、借金をめぐり3人と口論となり、突然、発砲したという。
発生直後、現場一帯は通行止めになり、パトカーや防弾盾を持った警官でぎっしり埋め尽くされた。
近くの生花店の男性は、午後2時ごろ、買い物帰りに現場の建物前で男数人がいるのを見た。もみ合っているようにも口論しているようにも見えたという。男性は警官2人がバイクで到着したので、店に戻ったが、それからパトカーや救急車が何十台も次々と集まってきた。「物々しい雰囲気で驚いた。身近で発砲事件が起きるなんて、怖い」と話した。
現場から60メートルほど離れたラーメン店の女性従業員(60)は午後3時過ぎ、外出しようとして警官から「危ないので外に出ないでください」と言われた。「発砲と聞いて驚いた。怖い。きょうは営業できない」と話した。
発砲・立てこもりの男、死亡確認 3人撃たれ1人重体
「海猿」6人感極まった、会見で救出劇を語る
「よく生きていてくれたと思い、感極まった」――。第一幸福丸の乗組員3人を救出した第3管区海上保安本部の巡視船「いず」の潜水士6人が31日、横浜港に帰港した船内で記者会見し、3人の生存を確認した瞬間をこう振り返った。
救助された乗組員が「映画の『海猿』を思い出した」と話した6人の潜水士は25〜32歳。潜水歴3か月の人もおり、転覆船からの救出は全員が初めての体験だった。
「おい、聞こえるか」。潜水士の榎木大輔さん(28)は船底にしがみつき、ナイフの柄で何度も船底をたたいて呼びかけた。波の音で聞き取りづらかったが、内部から「おーい、ここだ。助けてくれ」と、かすかな声が返ってきた。
何度もやりとりを繰り返すうちに、3人が居住区にいることを確認。左舷側のまかない室から居住区に進入する計画を立てた。榎木さんがライトを照らしながら居住区に入ると、3人は身を寄せ合うように座っていた。漏れた油のにおいが充満し、3人のシャツは油まみれになっていた。
「海上保安庁の者です。皆さんを助けに来ました」。榎木さんが話しかけると、3人は「死を覚悟していた。よく来てくれた」と涙を浮かべたという。
6人は3組に分かれ、自分たちの空気ボンベの空気を救助者に吸わせるリレー方式で、海面に誘導。3人は巡視船に引き揚げられると、空を見上げて「太陽が見られて良かった」。潜水士の小山裕介さん(26)は、その時の様子が強く印象に残ったという。
黒木喜年船長(54)によると、現場は水深約1000メートル。潮の流れが激しく危険を伴う任務だったが、「何よりも乗組員の生命力、生きようとする気持ちが強かった」と語った。
潜水士の知念俊助さん(25)は、3人を家族に会わせたい一心だったといい、「家族と再会しているテレビ映像を見て、本当にうれしかった」と語った。ただ、4人が行方不明のままで、榎木さんは「大手を振っては喜べない」と、複雑な胸の内も明かした。
(2009年10月31日20時07分 読売新聞)
女購入練炭、車内燃え残りと同一型…連続不審死
埼玉、千葉県内で男性2人が相次いで不審死した事件で、東京都豊島区の無職女(34)(詐欺罪で起訴)が大量購入していた練炭が、埼玉県内で8月に遺体で見つかった東京都千代田区の会社員大出嘉之さん(当時41歳)の車内に残っていた練炭と同一タイプだったことが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、女は4〜8月、インターネットで練炭と七輪を計3セット購入。練炭は酸化剤を混ぜ、着火しやすくした製品だった。
女と交際していた大出さんが一酸化炭素中毒死していたレンタカー内で燃え残った多数の練炭と七輪を、埼玉県警が調べたところ、いずれも女が購入したタイプだった。
女の自宅には、購入した七輪と練炭1セットが残っていた。女が訪問ヘルパーと称して自宅に出入りしていた千葉県野田市の無職安藤建三さん(当時80歳)が死亡した火災現場からも、練炭が見つかっている。
◆6人から1億円?華麗な生活ブログに◆
女はインターネットの「婚活」サイトを介して結婚などを持ちかけ、男性計6人から1億円を超える現金を手に入れていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
女は定職に就かず、ブログで有名レストランでの食事の様子や高級ブランドバッグの写真を紹介するなど華麗な暮らしぶりを披露していた。
捜査関係者によると、結婚相手を募ったりする「婚活」サイトの掲示板に、女は「料理が得意です」と書き込んでいた。サイトを通じて男性に近づき、「専門学校生でお金が必要。卒業したら、あなたに尽くします」と金を無心していた。
女は、大出さんに結婚を持ちかけて約500万円を受け取っていたが、大出さんと交際していた同時期、今年2月に死亡した東京都青梅市の会社員寺田隆夫さん(当時53歳)とも付き合っていたとみられ、計1700万円を受け取っていた。
女は結婚話で誘い、静岡県と長野県の男性2人から現金をだまし取ったとして逮捕、起訴されている。
一方、女は高齢者にはネット上で「男性高齢者の自宅でヘルパーとしてお手伝いします」と誘って近づき、安藤さんのキャッシュカードを使い、火災当日に預金約180万円を引き出していた。2007年8月に死亡した千葉県松戸市のリサイクルショップ経営福山定男さん(当時70歳)からも計約7400万円を受け取っていた。
県警が女の逮捕後、預貯金を調べたところ、残高はほとんどなかったという。
(2009年10月29日03時07分 読売新聞)
[海自護衛艦衝突]関門海峡で韓国コンテナ船と 双方で火災
27日午後7時56分ごろ、北九州市門司区と山口県下関市の間の関門海峡で、2隻の船が衝突し火が出ていると、第7管区海上保安本部に通報があった。7管によると、海上自衛隊の護衛艦「くらま」(柏原正俊艦長、5200トン)と、韓国船籍のコンテナ船「カリナスター」(7401トン)で、両船で火災が起きた。くらまは艦首付近に弾薬庫があるが、引火の恐れはないという。
7管によると、くらまの乗員297人のうち見張り員3人が軽傷を負い、コンテナ船の乗員16人(韓国人12人、ミャンマー人4人)にけがはないという。
衝突現場は関門橋の近くで、くらまの艦首部分とカリナスターの右舷前方が衝突した。くらまは艦首が大破し、ペンキ缶などを入れた倉庫付近から出火。カリナスターは船首の右に穴が開き、積み荷のコンテナが燃えたという。いずれも浸水はない。
事故当時は晴れて風は弱く、視界は3〜4キロ、潮流は東から西に向かっていた。コンテナ船は午後8時22分に自力で消火。くらまは近くの巌流島沖に停泊し、門司海上保安部などが消火に当たっている。7管は午後8時に関門航路を閉鎖し、船舶の通行を禁止。午後10時現在、約50隻が海峡の東西両方向で待機している。
海上自衛隊佐世保地方総監部などによると、くらまは25日に神奈川県相模湾沖であった海自の「観艦式」に参加。26日午後0時21分に海自横須賀基地を出港し、28日に佐世保基地に帰港予定だった。観艦式では、菅直人・副総理が乗艦した。
コンテナ船は韓国・釜山港から大阪に向かう途中だったという。
くらまは91年5月にも、山口県沖の伊予灘でタンカーと接触事故を起こしている。【木村哲人、佐藤敬一】
【ことば】▽くらま▽ 1979年に進水したヘリコプター搭載型護衛艦。全長159メートルで排水量5200トン。これまでテロ対策特別法に基づくインド洋派遣などを行ってきた。海上自衛隊の第2護衛隊群(佐世保基地)に所属する。
戸塚ヨットスクールで女性自殺、入寮したばかり
10月19日12時27分配信 読売新聞
19日午前9時40分頃、愛知県美浜町の戸塚ヨットスクール(戸塚宏校長)の3階建ての寮屋上(高さ約10メートル)から、入寮中で横浜市出身の女性(18)が飛び降りた。
女性は病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
県警半田署の発表によると、女性は寮の屋上で、男性コーチ(55)、寮生1人と共に、布団干しの作業をしていたところ、約1・5メートルのコンクリートの柵を乗り越え、飛び降りたという。同署は自殺とみて、関係者から事情を聞いている。女性は今月16日に入寮。遺書は見つかっていないが、入寮当初から「死にたい」などと話していたという。
読売新聞の取材に対して、同スクールは「取り込んでおり、対応できない」としている。現在の入寮者は約10人という。
同スクールでは1980〜82年、訓練生2人が死亡、2人が行方不明になる事件があった。事件を起こした戸塚校長は、2006年から現場復帰しているという。
◇
戸塚校長は、報道陣に対し「訓練生が逃げ出すことは、しょっちゅうある。2年前にも屋上から飛び降りた訓練生がいた」と話した上、「自殺を止められなかったことはしょうがないが、預かっている子供が亡くなったことについては責任を感じている」と話した。
【衝撃事件の核心】「1千万円をルーレットにかけろ!」 40億円を荒稼ぎした早大OBらの豪遊ぶり
2009年10月10日13時18分 / 提供:産経新聞
カジノで豪遊、フェラーリ購入、飲食店開業、豪華パーティー…。東京・六本木ヒルズを舞台に、不正な株取引で荒稼ぎしていた早稲田大学OBらのデイトレーダーグループが東京地検特捜部に証券取引法(現・金融商品取引法)違反容疑で逮捕された事件で、グループの派手な生活ぶりや手口が明らかになってきた。早大在学中からクリック一つで巨額資金を動かすマネーゲームにはまり、これまでに40億円近くも荒稼ぎしていたとされる早大OBら。彼らの浮世離れした生活とは?(河合龍一、大竹直樹)
■ラスベガスで大勝負
きらびやかなネオンサインで彩られたカジノホテルが立ち並ぶ世界最大のアミューズメントシティ、米国ネバタ州ラスベガス。ある夜、世界中から一獲千金を夢見る人々が集まってくる巨大カジノのルーレットコーナーの一角で、若い日本人グループの周りに人だかりができていた。
世界中から集まったギャンブラーたちもかたずをのんで注目する大勝負。その人垣の中心にいたのが、証取法の株価操縦容疑で逮捕された早大OBでグループリーダーの無職、松村直亮容疑者(27)=東京都港区=らメンバー数人だった。
「1千万円全部をルーレットにかけろ!」
グループ関係者によると、松村容疑者らが用意したカジノ資金は3千万円。2千万円があっという間に陶酔の世界に吸い込まれたため、残りの1千万円で大勝負に出たのだという。
勝負を託されたのは、早大在学中に松村容疑者と交際していた女性。この女性は1千万円分のチップすべてを「赤」に賭けた。ルーレットの目は赤と黒に色分けされた数字と赤黒に区別されない「0」と「00」を合わせて全部で38あり、赤が出る確率は38分の18。当たれば1千万円の掛け金が2千万円になる計算だ。
ディーラーがルーレットを回し、ゆっくり転がされたボールが赤のポケットに落ちた瞬間、ルーレットテーブルの周りは大歓声に包まれた。見事、勝負に勝ったのだ。
だが、この大勝負でさえ、不正な株取引で40億円近くものあぶく銭を手にしたとされる松村容疑者らにとっては、まさに単なる「ゲーム」でしかなかったのかもしれない。
■「運が悪かっただけ」
ほかに逮捕されたのは、松村容疑者の実弟で無職の松村孝弘(25)=東京都立川市=と、会社役員の三浦幹二(27)=千代田区=の両容疑者。
特捜部の調べによると、松村容疑者らは平成18年6月19日、約5億円を元手に、東証1部上場の日立造船と三井鉱山の株価をそれぞれ7円と12円、不正につり上げた疑いが持たれている。
値上がり後、両社の株計約240万株を売り抜け、1日で約700万円もの利益を上げていたという。
株価を不正につり上げる株価操縦は、証券市場の信用低下を招くことから証取法で禁じられている。
今回の事件で使われたのは、買う意思がないのに大量の買い注文を出して他の投資家の買い注文を誘い、株価を上昇させた上で、取引が確定する直前に注文を取り消す「見せ玉(ぎょく)」という手口だった。
松村容疑者は発覚を恐れ、株取引は父親名義など複数の証券口座を使って行い、一部の買い注文では、実際に高値で取引を成立させていたとされる。
複数の口座には、30億円を超える資金が残されていたとされ、1日の取引で10億円もの巨額資金を投じることもあったという。
「いわゆるマネーゲーム。(松村容疑者は)もうけすぎたから発覚した。運が悪かっただけ」
メンバーの1人は、松村容疑者らが株価操縦という犯罪に手を染めていることに以前から気付いていながら、周囲の知人にこう語ったという。
「このチャート(株の値動き)、いいんじゃない」
こんなやりとりが家賃数百万円とされる六本木ヒルズの一室で連日行われていた。株価をつり上げる銘柄は、その日ごとにメンバー全員で話し合って決めていたらしい。十数台のパソコンを使って値動きを監視し、株価が上昇すると一気に売り抜けていた。
クリック一つで株価操縦ができるためか、犯罪に対する抵抗感も罪の意識もあまりなかったようだ。
「やってはいけないことだけど、証券会社の人間とか、いろんな人がやっている。それほど悪いことではない。だから簡単に執行猶予は付く」
元メンバーの1人はこう知人に語っていたという。
■きっかけは早大投資サークル
「大学時代に100万円の束でぺちぺちしたい人、金風呂に入りたい人お待ちしています」
品性を疑うこんな文句が躍ったのは早大のサークル情報誌。松村容疑者らが所属していた早大の投資サークル「マネーゲーム愛好会」の宣伝だった。
松村容疑者が三浦容疑者や元メンバーの女性と出会ったのも、このサークルだった。サークル活動を通じて株取引のノウハウを学び、デイトレードにのめり込んでいったという。
在学中から数百万円の利益を上げるほどになり、宝くじを一度に200万円分購入したり、白いベンツを乗り回したりといった羽振りのいい生活が始まった。
早大を18年に卒業した後も就職せずに、株取引に没頭していた松村容疑者。19年11月には投資会社「リッチマーグ」を設立すると、翌20年5月には、東京・台東区に油そば専門店をオープンさせる。つゆのないラーメンの油そばは、好みで酢をかけたり、その店特製のタレをかけたりして、自分好みの味にアレンジもできる。
「油そばが死ぬほど好きだから」(知人)という理由で、道楽で始めたこだわりの店だった。店内には「食べ方三個条」なる掲示が至る所に張られ、おいしい食べ方を指導。取材に当たった記者の間でも「意外にうまい」と評判だ。
証券取引等監視委員会の強制調査を受け、今年5月には双子の兄に経営権を譲り、店名も変わったが、今も客足の絶えない人気店となっている。
■フェラーリ購入で金銭トラブル
立川市内の実家では、延べ床面積約200平方メートル、鉄筋コンクリート3階建ての豪邸が建築中だ。近所の40代の男性商店主は「直亮(松村容疑者)は相当もうかったって地元でも話題だった。株取引の利益で建てているのではないか。父親に1千万円以上のベンツをプレゼントしたと聞いた」と声を潜める。
近所の人の話によると、4年ほど前から実家前の駐車場に白いベンツや大型オートバイが止まっていたという。
昨年1月には、約3170万円で高級スポーツカーのフェラーリを購入していた。ただ、購入をめぐって金銭トラブルとなり、実際はフェラーリを駆ることはできなかった。
松村容疑者が今年4月、東京地裁に起こした損害賠償請求訴訟の訴状によると、松村容疑者とフェラーリの売買契約を結んだ自動車販売会社は、車を引き渡さなかったばかりか、資金繰りのために売買代金を使い、松村容疑者が貸し付けた1300万円も返還していなかったとされる。裁判は現在も係争中だ。
羽振りがいいのは松村容疑者だけではない。ラスベガスのカジノで1千万円の大勝負を託された元メンバーの女性も、エピソードには事欠かない。
早大を卒業後、18年4月に投資業や不動産売買を目的とした会社を設立。六本木ヒルズに住み、アクセサリーブランドを設立する一方、六本木や恵比寿といった東京の一等地で、会員制のバーや鍋料理店を経営する女性実業家へと華麗な転身を遂げている。
「株をやると一日中パソコンを見ていないといけないから、あまり人に会う機会がないのよね」
周囲にそう語っていた彼女が、自身の12月の誕生日に企画したのが、「お誕生日会&クリスマスパーティー」だった。六本木ヒルズ43階の居住者専用スカイラウンジを貸し切り、知人、友人らを集めて開かれた豪華なパーティーでは、高さ1メートル以上のチョコレートフォンデュタワーも登場し、出席者の度肝を抜いた。
液晶テレビや世界的なファッションデザイナーの直筆サイン入りワイン、ブランド品などが次々と当たる抽選会では、出席者が1万円の会費をはるかに上回る商品を持ち帰った。
■「単なる金もうけ」
証券業界関係者によると、手数料自由化などの規制緩和で、インターネットを利用して誰でもクリック一つで簡単に株取引が可能になり、10代や20代のデイトレーダーが増加。デイトレーダー人口は推計で約5万人に上るという。
デイトレーダーをめぐっては16年11月、建設会社などの株価をつり上げたとして、北海道釧路市の男性会社員が監視委に初めて告発されているが、グループで組織的に違反行為を行う、いわゆる“ネット仕手筋”が摘発されたのは今回が初めてだった。
同様の手口を行うデイトレーダーグループは他にも存在し、今回の事件は“氷山の一角”とみられている。ネット取引は証券会社の顧客チェックも甘く、証券マンが指導や忠告する機会もないため、倫理観の低い投資家を生み出し、株価操縦の温床となっているとされる。
ある捜査幹部は、「ゲーム感覚というより、単に金もうけができるからやってるんだ」と話した。
暴力事件の認知件数

傷害、暴行の認知件数は、いずれも2000(平成12)年に急増した。その後、傷害の認知件数は、増加し続け、2003(平成15年)に1975(昭和50)年以降最多の3万6,568件を記録したが、2004(平成16)年からは4年連続で減少し、2007(平成19)年は3万986件(前年比3,001件(8.8%)減)であった。暴行の認知件数は、7年以降一貫して増加し続けており、2007(平成19)年は3万1,966件(同964件(3.1%)増)であった。
無登録FX、100億円集める…道警が強制捜査へ
札幌市の投資関連会社「オール・イン」が、金融庁に無登録で「外国為替証拠金取引(FX取引)」を行った上で、「月30〜40%」の高配当をうたって全国約2万人の会員から総額100億円超の巨額資金を集めていた疑いがあることが18日、関係者への取材でわかった。
北海道警は、金融商品取引法違反(無登録営業)の容疑で、週内にも、同社本社と全国に数十か所ある関連施設を捜索する方針。昨年秋から、会員への配当が滞っていることから、出資金の運用が適切に行われていない疑いがあるとみて、詐欺容疑の適用も視野に捜査を進める。
無登録業者によるFX取引で集められた資金としては過去最大規模になる。
元会員らによると、同社は2007年夏頃から会員を募集。会員は、月額1万8000円を払えば、自宅などのパソコンでインターネットを通じて自動的にFX取引ができる専用ソフトウエアを利用でき、キプロスの電子マネー会社名義で開設された同社指定の都内の銀行口座に、1口10万〜300万円を出資するという仕組みだった。
同社は高額配当をうたって会員を募集していたほか、会員が新たな会員を紹介すると、手持ち資金が増えるシステムを導入し、短期間で会員を増やしていったという。
しかし、昨年秋から会員への配当が遅れるようになり、解約が続出。出資金が返還されないトラブルが相次いでいるほか、北海道内にある同社の関連施設が、法人税などの滞納で札幌国税局の差し押さえを受けており、資金繰りが悪化しているとみられる。
同社は、キプロスの電子マネー会社に送金された会員の出資金は、パナマの会社が運用していると主張。会員には、昨年秋から運用益の配当が遅れていることについて、海外会社側のシステムトラブルなどを理由に挙げている。
FX取引を行うには金融庁に営業登録を行わなくてはならないが、北海道財務局によると、オール・インは登録されていないという。
道警では、会員にFX取引ができるソフトウエアを有償提供することが、金融商品取引法で制限している投資助言などの行為に当たると判断。週内にも、同社の札幌本社のほか、東京、大阪、宮城など少なくとも8都道府県の同社関連施設の捜索を実施、取引の実態解明を進める。
オール・インは読売新聞の取材に対し、18日現在、回答していない。
(2009年7月20日03時03分 読売新聞)




