4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は米国の暖冬で需給逼迫(ひっぱく)感が一段と和らぎ大幅続落、指標となる米国産標準油種(WTI)2月渡しは前日比2.73ドル安の1バレル=55.59ドルと2005年6月以来、約1年半ぶりの安値で取引を終えた。
年明けの取引開始から2営業日で5ドル超の下げ。原油急落でインフレ懸念が後退し、朝方は高値警戒で弱含んだニューヨーク株式相場は前日水準に戻したほか、米長期金利も低下した。
暖房向け燃料の大消費地、米北東部は暖冬が続いており、米メディアによると、暖房油需要は平年の6割程度で推移。同日発表された米石油在庫統計で、原油は減少したものの、ガソリンや暖房油などの石油精製品は大幅に増加し、売り注文が広がった。
ニューヨーク原油先物相場は、昨年7月に中東情勢の緊迫化で78.40ドルの最高値をつけた後もほぼ60ドル台で推移していた。(共同)
(2007/01/05 08:18)



