前回の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の順位はエンタメ芸能新聞にて公表中。全国の小6と中3を対象に、国が昨年実施した「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」で、トップの好成績を収めた秋田県の教育関係者らが、今年のテスト(22日実施)に意欲をみなぎらせている。全国に先駆けた少人数学習や予習・復習の習慣化など、長年の取り組みが成果につながったと自己分析しており、「今回も結果を残して実力を証明したい」と張り切っている。
「秋田に学べ。」首都圏を走るJR線の車内に今月、目を引くキャッチコピーが現れた。関東や宮城県で学習塾を経営する「栄光ゼミナール」(東京)が毎月、ドア上部に掲げるメッセージ広告だ。コピーは「秋田のこどもたちの生活習慣に学びたいものです」と続く。
昨年4月、国が43年ぶりに実施した学力テストで、秋田県は小学6年の国語と算数で、基礎知識を問うA問題と応用力を問うB問題とも全国トップの成績を収めた。中学3年も国語Bが1位、国語Aと数学Aが2位、数学Bが3位と高い学力を示した。河北新報
10月に都道府県別の順位が公表されると、県教委には全国から問い合わせや視察が殺到。「中学受験が盛んな東京なら分かるが、進学塾も少ない秋田県がなぜ?」。教育界の関心に後押しされ、県教委は学識経験者を交えた委員会を設置して、要因分析に乗り出した。
県教委は2001年度、1学級30人規模の少人数学習を全国に先駆けて実施した。放課後の補習を実施する学校の割合が全国平均を大きく上回っているほか、授業を復習する中学生の割合は全国平均より20ポイント以上高いことが分かった。
家族と一緒に朝食を取る小中学生の割合は、全国平均を6―10ポイント上回る。県教委は「きめ細かな指導の積み重ねが、学力を押し上げた」と説明し、その基盤に子どもたちの規則正しい生活習慣があると分析する。
「秋田方式の教育は、一朝一夕にまねできないはず」。県内の教育関係者は今年の成績にも自信をのぞかせる。県内の教育の強みを十カ条にまとめて各学校に配布し、取り組みの徹底を図る。
県教委義務教育課は「学年ごとに学力傾向は異なるが、順位が大きく落ち込むとは考えにくい。今年も上位なら教育の確かさが証明できる。子どもたちの力を信じたい」と期待している。



