徒然流Blog

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エコカーでしのぎ…第二の創生期到来 北米自動車ショー

 【デトロイト(米ミシガン州)=渡辺浩生】デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーは、電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車で、ビッグスリー(米3大自動車メーカー)と日本車メーカーに対抗して、中国メーカーや米国ベンチャーが参入を表明。環境エネルギー問題に応える自動車の開発普及に新旧勢力がしのぎを削り合い、第二の“自動車創生期”の到来を印象づけている。
 「地球の共通の課題にわれわれは解決法を提供する」。広東省深●(=土へんに川)市の比亜迪汽車(BYD)は12日、昨年12月に中国国内で「世界初のプラグインハイブリッド車」として発売した「F3DM」を2011年までに米市場に投入し、EVを年内に中国市場に投入する方針を表明した。
 家庭電源で充電可能なプラグイン・ハイブリッド車や電気だけで長距離走行するEVは、石油に頼らない次世代自動車の主流となってきた。ゼネラル・モーターズ(GM)はEVのシボレー・ボルトを10年後半に生産開始し、トヨタ自動車はプラグイン・ハイブリッド車を年内に法人向けに投入を開始する方針だが、1995年設立の新興中国メーカーに先を越された格好だ。
 BYDは米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が過半数を持つエネルギー会社が出資。「中国政府の後押しも受けている」と同社スポークスマンは語る。
 また、07年設立のカリフォルニア州のベンチャー自動車メーカー、フィスカーは12日、年内に米市場初のプラグインハイブリッド車として発売開始を予定する「カルマ」を発表した。「環境に優しい高級車、スポーツカーを提供する」と同社幹部は意気込む。
 デトロイトは20世紀初め、ヘンリー・フォードがT型フォードの量産化に成功。石炭に代わる燃料として石油の大量生産時代と重なって、大衆化が進んだ。
 約100年後、「自動車をもう1回発明する時代」(瀧本正民トヨタ副社長)が到来、石油に頼らない自動車の開発競争では、技術力があれば新興企業にも門戸が開かれていることを印象付けている。
 既存勢力も危機感を持っている。トヨタ自身はハイブリッドを中核にしながら、EVを12年までに市場投入する考え。GMは、EV搭載のリチウムイオン電池をミシガン州で10年までに生産開始する方針を発表。産業の空洞化が進むミシガン州を「EV開発のシリコンバレー」に再生する考えだ。

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