離党理由が、ほとんど分らんな。公務員の渡りなど公務員改革に麻生が反対したのなら離党理由の民間に対する遡及があるのからまだ分るが・・・・。この声明では不思議な離党理由としてしか機能しないだろう。渡辺喜美元行政改革担当相が13日に発表した自民党離党声明は次の通り。
今日、国家の衰亡は激しく、人心は倦(う)み、社会経済は混沌(こんとん)の中にある。繁栄を築くには何十年もかかるが、繁栄を失うのは一年もかからない。今、求められるのは政治家自身の覚醒(せい)、すなわち、真の為政者としての崇高なる政治信念を、魂を込めて国民に訴えかけることである。
先に私が麻生総裁宛に出した7つの提言−早期解散と危機管理内閣、定額給付金の撤回と地方自治体による使途の決定、各省天下りあっせんの総理承認と渡りあっせんを容認した政令の撤回など−については、麻生総理大臣において黙殺ないし否定された。
とりわけ、麻生総理が天下り公認政令の撤回を明確に否定したことは、麻生内閣が霞ヶ関守旧派の代弁者であることを露呈させた。麻生発言は「天下りを根絶すべし」という国民の声を完全に無視し、この国が相変わらず官僚主導の国民とは断絶した政治を続ける表明に他ならない。
百年に一度の危機に際しては百年に一度の政治体制を構築して事に当たらねばならない。官僚内閣制から真の議院内閣制への転換を図り、政治主導と地域主権を先取りした非常時対応策の実行が必要である。
危機に臨(のぞ)んでこそ政治家の真価は問われる。今こそ為政者は党利党略を廃し、至醇(しじゅん)な熱烈な情緒と精神をもって国家と国民のために命を燃やすときである。
私は、全国の志の高い人々と連携し、国民の手に政治を取り戻す国民運動を起こしていこうと決意した。自由民主党所属国会議員の中には私と共通の危機認識を持つ同志が少なからずいると思う。今回は私の単独行動であるが、志を同じくする人々とは今後とも様々な機会を通じ、党派を超えた協力を深めていきたい。
「麻生政権の維持」を最優先にした政治判断こそが、官僚内閣制という国家の根本問題の解決を先送りさせ、ついには国家と国民を収拾のつかぬ悲劇に貶(おとし)めることになることを私は恐れる。
現下のような非常事態にあって、為政者が確乎(かっこ)たる主義・信念に基づいた政策によって政治を動かさぬ限り、国家と国民は崩壊の危機を免れない。私は政治家としての義命により自由民主党を離党する。
平成21年1月13日
衆議院議員 渡辺喜美
(ルビ以外は離党声明のまま)



